訪問介護の仕事 〜やりがい編〜

先日、クレームが来たことで随分凹みましたが、仕事はどんどん入っているので次々とご自宅に訪問していきます。

コロナ渦でもあり、スタッフの欠員分のサービスも埋めていかなければなりません。普段あまり入っていないお宅に訪問することもあります。前回伺ったのが1年前ということもあり利用者様にも忘れられているかも知れないと思いながら、訪問しました。

慣れないお宅にドキドキして伺いましたが、とても快く受け入れて下さりホッとするなんてこともしばしばあります。

今日伺った方は、お一人暮らしの女性ですが、とても心豊かに暮らされていました。

お家の中もお手入れが行き届いていて、豆にお掃除されていることが手に取るようにわかります。

ご利用者様の暮らしを尊重し、出来ないところをご支援するのが私たちの役目なので、私たちヘルパーは、主に近くのスーパーやドラッグストアに買い物に行き、かさばる物や重たいもの、数日分の食材などの購入をします。それから、ご利用者様が屈む動作が困難なので床のお掃除をご支援させて頂きます。

何十年と使用してきた家具やタンスはとても綺麗にお使いで、「綺麗に使われていますね」とお声かけすると、家具も私は家族だと思ってきたの。出かける時は必ず仏壇に手を合わせご主人に声をかけてから、「今からデイサービスに行ってくるね」と家にも声をかけるそうです。

「一緒に苦楽を共にしてきたから、家や家具は私にとっては家族同然なのよ。」と笑顔でお話しされているのが印象的でした。

また、デイサービスに行く時は楽しみを5つ持っていくことも教えて下さいました。

1、送迎バスから見える外の景色で自然を感じることが出来ること。

2、そこに集っている方やスタッフとの交流。

3、一人ではなく、みんなと一緒に食事ができること。

4、手作りの作品を作ったりパズルをすること。

5、大きなお風呂で入浴できること。

これらは、どこのデイサービスでも当たり前に行っていることでしょうが、

そのご利用者様は笑顔で嬉しそうにお話しされていました。

家を大切に丁寧に暮らし、何気ない日々を穏やかに豊かな心で暮らすこと。

自分から積極的に楽しみごとを見つけて喜びを大きくすることなど、

人生の大先輩から、学ばせてもらうことの多いこの仕事に、とてもやりがいを感じます。

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